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アレクサンドラ・イザベルの日記

アンティーク、バラ、陶器の人形、綺麗な絵本、ヨーロッパ映画、バレエなど、好きなものを綴っています。

ブロンズの天使16 プーシキン夫人の肖像(1849)

ナターリア1949年

ナターリア・プーシキン夫人(1949)
Natalia Pushkina


 以前から存じ上げています。
 若いころはおきれいだったと、みなさん言いますが、お若かったときよりいまの方が、ずっと美しいと思っています、それを申し上げたかったのでした、若いころのお顔よりいまの顔のほうが私は好きです、嵐のとおりすぎたそのお顔の方が。



 マルグリット・デュラス著『愛人(ラマン)』の中の言葉です。

 1849年のナターリアの肖像です。37歳くらいでしょうか。

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ブロンズの天使15 プーシチン

 久しぶりに『ブロンズの天使』です。

 日記が止まっている間に、時が過ぎ、連載が終わったので、思う存分ネタバレができます(笑)

 この漫画が連載されている雑誌『Flowers』の3月号では、プーシキンの少年時代を描いた番外編の『1812』が載っています。

 この番外編で、プーシキンは13歳。
 開校したばかりのリツェイに入学した場面から始まります。
 “リツェイ”というのは、日本で言う“学習院”。
 皇帝アレクサンドル1世が1811年に創設した、貴族の子弟が学ぶために、最高の教授陣を揃えた優秀な学校でした。
 その第1期生の1人がプーシキンですが、彼はそこで生涯の友人となる少年達と出会います。

 その1人となるのが、イワン(イヴァン)・プーシチンです。

 プーシチンは、詩人プーシキンがリツェイに入学した時、名前が似ているという理由から、真っ先にプーシキンと友人になります。
 プーシチンはリツェイ卒業後にデカブリスト(農奴解放、専制政治廃止を唱える貴族将校たち)としての道を歩むことになります。また、彼は、友人であったプーシキンの回想記も書いています。

 『1812』で、さいとうちほ先生が描く、プーシチンは繊細で上品なな雰囲気の美少年です。
 詩人プーシキンは、少女漫画なのでかなり美化されていますが、友人のプーシチンは、肖像画を見ると、なかなかの美形です♪

 ↓さあ、肖像画を見ましょう♪

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ブロンズの天使14 4巻発売!

「すごい!『ブロンズの天使』の4巻、今回もプーシキンの美人女房だな」
「あら。そりゃ、夫人は主人公ですから。全部の巻の表紙を飾っていますわ」
「そういうことじゃなくて、今回はすごいんだ。裏表紙は皇帝陛下で、表表紙はダンテス少尉とプーシキン夫人のツーショットなんだ」
「あら、ダンテス様は少尉じゃなくて、中尉に昇進されましてよ。表紙のこちらを見つめる視線の色っぽいこと♪」
「ははっ!プーシキン夫人ばかりか、ご婦人は皆、美青年には興味津々だな」

ヴャーゼムスキィ(プーシキンの親友):
「プーシキン!やめとけ!4巻表紙に決闘を申し込むつもりか!」




 やったー!本日発売の『ブロンズの天使』の4巻、ナタリーとダンテスの表紙!嬉しい!
 リンクしているs-book.comさん、4巻の表紙をクリックすると、2ページだけ中身が見られます。
 ダンテスとナターリアのダンスシーンなのです。ああ、素敵。このシーン、大好き!

 それにしても今回は新巻が出るのが早いです。現在発売されている11月号は、4巻のすぐ続きです。明後日28日に、12月号が出てしまいますが。
 ああ、続きが気になります。
 
 4巻の裏表紙は予想通り皇帝陛下。次はアレクサンドラかな。もしくはエカテリーナ。次点はヘッケルン(笑)
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