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アレクサンドラ・イザベルの日記

アンティーク、バラ、陶器の人形、綺麗な絵本、ヨーロッパ映画、バレエなど、好きなものを綴っています。

ジェーン・オースティン記念切手 絵:アンジェラ・バレット

 英国の女流作家、ジェーン・オースティンの記念切手が、2月21日にイギリスで発売されました。彼女の代表作『高慢と偏見』の出版から200年を記念して英国ロイヤルメールからの発行です。
 切手はオースティンの長編全6作品『高慢と偏見』『分別と多感(いつか晴れた日に)』『マンスフィールド・パーク』『エマ』『ノーサンガー僧院(ノーサンガー・アベイ)』『説得(説きふせられて)』で構成されています。
ジェーン・オースティン記念切手

 切手の絵画を担当したのは英国の女流画家、アンジェラ・バレット。
 何度かブログに書いていますが彼女の絵本『美女と野獣』『雪の女王』などが大好きで、しかも大好きなジェーン・オースティンの小説の絵!見ることができてとても嬉しいです。


高慢と偏見
『高慢と偏見』



分別と多感(いつか晴れた日に)
『分別と多感(いつか晴れた日に)』



マンスフィールド・パーク
『マンスフィールド・パーク』



エマ
『エマ』



ノーサンガー僧院(ノーサンガー・アベイ)
『ノーサンガー僧院(ノーサンガー・アベイ)』



説得(説きふせられて)
『説得(説きふせられて)』


関連記事:
ロイヤルドルトン: フィギュリン「高慢と偏見」「エマ」
アンジェラ・バレット 『雪の女王』
アンジェラ・バレット 「絵本 アンネ・フランク」
アンジャラ・バレット挿絵 「美女と野獣」
アンジェラ・バレット挿絵 「バレエ物語」

テーマ:海外小説・翻訳本 - ジャンル:小説・文学

アンジェラ・バレット挿絵 「バレエ物語」

 英国の画家アンジェラ・バレット挿絵の「バレエ物語」です。

The Orchard Book of Stories from the BalletThe Orchard Book of Stories from the Ballet
(2003/09/25)
Geraldine McCaughrean

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 『白鳥の湖』『ジゼル』『くるみ割り人形』『眠れる森の美女』『コッペリア』『ラ・シルフィード』『シンデレラ』『ロミオとジュリエット』『火の鳥』『ペトルーシュカ』の物語に、バレットが流麗な美しい挿絵をつけています。
 バレエの物語ですが、衣装は完全にバレエから切り離していて、絵の配置等、とても凝っていて、アンドレ・マルティ等アール・デコの美しい絵本を見るようです。
 本当に素晴らしいので、日本語版をぜひぜひ出版してほしいです。
 

 『ジゼル』ですが、衣装がバレエとはまるで違います。

アンジェラ・バレット 「ジゼル」

 とても素敵な見開き。花嫁のような衣装の死んでしまったジゼル。そして髪がつながった、妖精というより幽霊のようなウィリ。つながった金髪が額縁にも見えます。幻想的な雰囲気は象徴派の絵のようです。

アンジェラ・バレット 「ジゼル」

 『ジゼル』のラストシーン。額縁のような枯れ木から枯葉が流れ、去っていくジゼルは足だけで表現されています。


 『くるみ割り人形』からゴージャスな見開き。

アンジェラ・バレット 「くるみ割り人形」

バレットが描く室内装飾は素晴らしいです。緑を貴重とした室内装飾の絵が多いのですが、こちらは赤が貴重。他に金とグレー、白と、実は色は抑えてるのに、とても絢爛豪華です。


 『ロミオとジュリエット』のバルコニーのシーン。

アンジェラ・バレット 「ロミオとジュリエット」

 アンドレ・マルティ挿絵の『青い鳥』のような素晴らしい絵の配置!


 最後に『眠れる森の美女』と『白鳥の湖』とから。
 『眠れる~』には、王子を導くリラの精も描かれています。
 『白鳥の湖』は、こちら、『シンデレラ』はこちらの「クリック!中身検索」でも一部見ることがでいます。

アンジェラ・バレット 「眠れる森の美女」
アンジェラ・バレット 『眠れる森の美女』


アンジェラ・バレット 「白鳥の湖」
アンジェラ・バレット 『白鳥の湖』


関連記事:
アンジェラ・バレット 『雪の女王』
アンジェラ・バレット 「絵本 アンネ・フランク」
アンジャラ・バレット挿絵 「美女と野獣」

テーマ:洋書の絵本 - ジャンル:本・雑誌

ロブ・ゴンサルヴェスの絵本

 ウィンナ・ワルツを聞きながら眠って、見た夢。
 それとも古いフランス映画『舞踏会の手帖』のような、過去の舞踏会の幻でしょうか。
 右から見ていくと夢の終わり、左から見ていくと夢の始まり。
 美しい絵です。
 

どこでもない場所


 ルネ・マグリットやレメディオス・バロのシュルレアリスムの画家に影響を受けたカナダの画家ロブ・ゴンサルヴェスの絵本『どこでもない場所』の1枚。
 真央ちゃんが使っていたハチャトゥリアンの『仮面舞踏会』のワルツも似合いそうね。

どこでもない場所 (海外秀作絵本)どこでもない場所 (海外秀作絵本)
(2010/04)
セーラ・L. トムソン

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 ほるぷ出版より『どこでもない場所』のほかに、『終わらない夜』『真昼の夢』の3冊の絵本が出ています。
 邦題だと分かりにくいのですが、原題には “Imagine a Place” “Imagine a Night” “Imagine a Day”、「想像してごらん…」と “Imagine” がついています(ジョン・レノンのようですね)。

終わらない夜終わらない夜
(2005/08)
セーラ・L. トムソン

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真昼の夢 (ほるぷ海外秀作絵本)真昼の夢 (ほるぷ海外秀作絵本)
(2006/07)
セーラ・L. トムソン

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 曇った空の中にぽっこり青空があったり、マグリットによく似ていますが、これらの絵本には、痛烈な批判やブラック・ジョーク、セクシュアルなものはなく(そんなマグリットも大好きですが)、優しい美しい夢です。『終わらない夜』は幽霊?のような少し不気味な絵もあるけれど、でもハリー・ポッターのような夢ある世界です。
 『終わらない夜』では、最初のページのオーロラが夜の沼に映って、泳いでいる人が顔を出した時、ちょうど天使の羽に見える絵が好き。でもオーロラってとても寒い所でないと見られないから、この夏の夜の夢のようにはならない。やはり幻の世界。

 ロブ・ゴンサルヴェスの世界は、『ナルニア国物語』の洋服ダンスの向こうの国や、レイ・ブラッドベリの少年の見た夢のような(『真昼の夢』の表紙、“砂の城”なんですよ♪)、宮沢賢治の童話の世界、どこか懐かしくてわくわくする、とても素敵な世界です。


終わらない夜
『終わらない夜』より


終わらない夜
『終わらない夜』より


真昼の夢
『真昼の夢』より

テーマ:絵本 - ジャンル:本・雑誌

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