アレクサンドラ・イザベルの日記

嬉しいこと、悲しいこと、日々徒然…。

『エリザベス』の続編のことなど

Amazonを見ていたら、DVDストア4周年記念キャンペーンの44%OFFのコーナーに「イングマール・ベルイマン コレクション」がありました。
 買いたいと思いながら、高額なのでやめていたので嬉しいです。DVD-BOXって、どうしてこんなに高いのかしら?
 日本未公開のマイナー作品だけれど、『ベルイマンを読む』のストーリー紹介で内容を読んだら、なかなかよさそうなので買ってみます。
 でも最近は疲れがたまって純文学的作品をじっくり味わう余裕がなくてつらいです。

 DVDといえば、書店で発売している500円DVDに、ヴィスコンティ監督の『郵便配達は二度ベルを鳴らす』があり、驚きました。貴族ヴィスコンティの映画が500円…。
 どうか『ベニスに死す』や『地獄に堕ちた勇者ども』ほか後期の作品は安売りしないでと願いながら購入。大好きなフランス映画『禁じられた遊び』、ミュージカル『アンデルセン物語』もあったのでそちらも合わせて購入しました。
 
 続けて映画の話題を。
 大好きな映画の一つ『エリザベス』の続編情報がFLiXムービーサイトに出ていました。
 エリザベス一世の寵臣、冒険家サー・ウォルター・ローリーをクライヴ・オーウェンが演じるかもしれないとのことです。
 微妙…。クライヴ・オーウェンのファンの方がいらっしゃったらごめんなさい。『キング・アーサー』でも思ったけれど、この方には華を感じない。いい役者さんだとは思うけれど。
 エリザベス一世の寵臣でも、ウォルター・ローリー卿には、それほど魅力を感じないからいいけれど。
 エリザベスの最後の恋人、年下のエセックス伯ロバート・デヴァルーは出るのかしら?こちらの方が興味があります。エセックス伯の義理の父(母の再婚相手)は、なんとエリザベスの若き日の恋人レスター伯ロバート・ダドリーなのです。
 エリザベスが生涯愛しぬいたのは、ロバート・ダドリーだけという説もあるので、映画がどうなるのか楽しみです。

 
別窓 | 映画 | コメント:2 | トラックバック:0
∧top | under∨

ブロンズの天使6 美徳のよろめき(笑)


プーシキン夫人 ナターリア

 flowers8月号を買いました。
 公式HPの『ブロンズの天使』の紹介、笑えます。
「夫が不在の間に、ますますダンテスに心を奪われていくナターリア。罪の意識を感じるほど、その想いから逃げられず…!?」

 どう考えても昼メロです。その昼メロもどきの罠はまってしまってるわけなんだけど(笑)

 そういえば昼メロの代名詞?「よろめき」という言葉は、三島由紀夫の『美徳のよろめき』(1957)から来た流行語だそうです。
 耽美と退廃の三島由紀夫が流行語になるとは…。優雅な時代だったのね。生活ではなく心が…。

 作品紹介はもう少しどうにかならないかとは思うけれど、今月号、すごく良かったです。
 少しでも書くと、ネタバレになってしまうけれど、プラトニックな恋がこれほどドキドキする作品て珍しい。

 ブロンズの天使が恋したのは、大理石の美神だったのね。
 自分を賛美する詩人でも皇帝でもなく。
 ギリシャ神話の、自分の作った美しい像に恋をしたピグマリオン。願いが叶って命を持った美しい天使像が、恋をしたのはやはり美しい美神像だったなんて。

 今月号にトロイの神官ラオコーンもどきの像が出ていたけれど、トロイと言えば、ダンテスとナターリアをパリスとヘレンの恋と重ねているのかしら?

 80年後のニコライ二世の時代では、ロシアでも、離婚はもう少し楽になったようです。
 真面目なニコライは嘆いていたけれど。
 ニコライニ世の弟、ミハイルは、二度離婚した女性と結婚しています。

 そういえば、eiga.comに、米映画協会の映画史に残る名セリフの記事が載っていました。
 1位は、『風と共に去りぬ』ですが、そのセリフが意外でした。
 クラーク・ゲーブル演じるレット・バトラーの「正直なところ、どうでもいい」(Frankly, my dear, I don't give a damn.)なのです。
 ヴィヴィアン・リー演じるスカーレット・オハラの、希望とたくましさあふれるセリフ「明日には明日の風が吹くわ」(Tomorrow is another day)が、私は『風と共に去りぬ』の名セリフなのですが。「正直なところ、どうでもいい」はちょっと虚脱感が…。
 5位『カサブランカ』の「君の瞳に乾杯!」(Here's looking at you, kid.)は、文句なく映画史に残る名セリフ。素敵!

 でも、特にこの中に私が好きなセリフはないなあと思って、アメリカの発表ページを見ていたら、ありました。大好きなセリフ。

13位『ある愛の詩』(LOVE STORY)より
「愛とは決して後悔しないこと」
(Love means never having to say you're sorry.)


「愛とは決して後悔しないこと」
ナターリア、ダンテス、がんばれ!


The Black Brunswicker (1860)
by ジョン・エヴァレット・ミレイ
今月の「ブロンズ」のような絵(笑) 告白シーン素敵でした

別窓 | ブロンズの天使 | コメント:0 | トラックバック:0
∧top | under∨

ベルリン国立バレエ団 『ニーベルングの指環』2

 朝、起きたら“指環”の幽鬼と成り果てていました。
 指輪のあるじ(THE LORD OF THE RINGS)フロド・バギンズを襲います。シューッシューッ、バギ〜ンズ、シャイア〜(笑)

 昨夜観たベルリン・国立バレエ団の『ニーベルングの指環』』すごく良かったなあ。
 すっかり夢中になってしまいました。長すぎて、お尻が痛くなったし、『神々の黄昏』で少し睡魔に襲われたけれど。
 ベルリン国立バレエ団が好きになったし、ベジャールも更に好きになりました。
 やっぱりクラシックよりモダンなバレエの方が、若い才能が発揮できるのかもしれません。
 考えれば、マラーホフがベジャールを踊ったのも、初めて観ました。

 ヴォータン役のアルテム・シュピレフスキーと、少年ジークフリートのマリアン・ヴァルター、マラーホフのガラ公演にも来ないかしら?

 ヴォータンとジークフリートのみは、2人の人物が演じています。
 さすらい人と神々の王であるヴォータン、少年ジークフリートと英雄である青年ジークフリート。
 さすらい人と少年ジークフリートが鏡の前に立つと、鏡が開き第二の自分が現れて入れ替わります。
 その後もヴォータンと青年ジークフリートに、もう1人の自分がつきまといます。
 特にジークフリートは、青年と少年の2人のジークフリートが一緒に生き生きと踊って、おもしろかった。
 妻となったブリュンヒルデの元から冒険心を奮い立たせ旅立つ時、またラインの乙女たちが告げる死の時も、少年ジークフリートはは青年ジークフリートの前に現れます。
 死を暗示する、黒い目隠しをした少年ジークフリートがなんとも言えず色っぽかったです。

 ブリュンヒルデが眠る炎に囲まれた岩山がピアノで、それを赤いライトが取り囲んで、ピアノを火の神ローゲが弾く真似をしたのもおもしろかった。

 まだまだ書きたいことがあるなあ。
 けれどまた後で。

別窓 | バレエ | コメント:0 | トラックバック:0
∧top | under∨

ベルリン国立バレエ団 『ニーベルングの指環』1

 ベルリン国立バレエ団の『ニーベルングの指環』を観てきました。
 オペラで4晩にわたって上演される物語を、一夜にまとめたものですが、上演時間は4時間半、途中で25分の休憩が入りましたが、長かったです。
 でも震えるような感動を覚えました。素晴らしかった…。
 改めて、振付のベジャールを尊敬しました。

 今日は疲れてしまったので、またゆっくり書こうと思います。
 でも少しだけ。

 舞台はバイロイトで上演されるような前衛的な雰囲気のものでした。
 ワルキューレ(戦乙女)の乙女たちは、『バットマン』のキャットウーマンのような、ぴったりとした黒い衣装、ジークリンデの夫フンディングの一族はアメリカのギャングのようでした。

 登場する人物達が、みな若く、スリムで美しいというのもバレエならでは。オペラではこうはいかないでしょう。
 考えれば、神々は若さと美の女神フライアの林檎によって、永遠の若さを保っているのだから、バレエの方がビジュアル的には原典に近いのかもしれません。

 神々の長ヴォータンを演じるアルテム・シュピレフスキーは、背の高い黒髪の美形で彫刻のよう。片目で眼帯をしているので、ヴィスコンティの『山猫』のアラン・ドロンのようでした。
 ディアナ・ヴィシニョーワが演じた、娘ブリュンヒルデとの近親相姦的な踊りは、ドキドキしながら見つめました。幾度かキスを繰り返しながら踊り、娘を眠りにつかせて炎の中に閉じ込めるという…、なんとも危ない父でした。

 豊作と平安の神フローを演じたライナー・クレンシュテッターも繊細な雰囲気の金髪美青年、少年ジークフリートを演じたマリアン・ヴァルターも明るい目をした金髪美少年、悪役で汚い手を使ってジークフリートを殺すハーゲンのヴィスラウ・デュデクもセクシーな美形で、本当に美形揃いです。

 そして火の神ローゲのマラーホフ!『ラ・バヤデール』より良かった。素晴らしかった。
 彼の両性具有の雰囲気をこれでもかと見せてくれましたし、着地に音のしない奇跡のようなジャンプも、今日は見せてくれました。
 今日の舞台はみな素晴らしかったけれど、やはりマラーホフとヴィシニョーワの、2人の踊りは格別でした。
 『神々の黄昏』の炎に飛び込んだブリュンヒルデとローゲの死の踊り。重力などあるのかしら?と、2人の足の動きの早さに目を奪われました。しかも息がぴったり。
 ブリュンヒルデ、夫シークフリートと踊っている時より、嬉しそうでした…(苦笑) 
 でもヴィシニョーワがブリュンヒルデを踊ってくれたのは、今日だけでしたので、本当に観られて良かったです。気の強い神の娘はぴったりでした。

 もっとか書きたいけれど、疲れました。
 バレエ『薔薇の精』の少女のように、夢の中に薔薇の精ならぬ火の精ローゲが現れて一緒に踊れたらと思いながら、眠りにつきます。
別窓 | バレエ | コメント:0 | トラックバック:0
∧top | under∨

ベルリン国立バレエ団  『ラ・バヤデール』

ベルリン国立バレエの『ラ・バヤデール』を観てきました。
ウラジーミル・マラーホフとディアナ・ヴィシニョーワの組み合わせ、そしてマラーホフは自身の初めての振付・演出作という、話題のつきない作品です。
ストーリーは完全にネタバレで書きます。

インドが舞台のこの作品、とても綺麗でした。
一番のお目当て、10年以上恋し続けているマラーホフ王子は、ちょっとお疲れなのかな?ジャンプに元気がないようでしたが(珍しく着地に音がしました)、でも踊りは美しかったし、演技は本当に素晴らしかったです。
舞台は、まるでカイ・ニールセンの絵のよう。どこか退廃の香りがします。
マラーホフ演じるソロルは勇敢で気高い戦士という設定なのですが、マラーホフが演じると戦士というよりも、高貴な騎士という気がします。
美しいバヤデール(寺院の巫女で舞姫)のニキヤと密かな恋に落ちながら、ラジャの娘ガムザッティと婚約してしまうソロル。迷っている割には、かなり楽しそうにガムザッティと踊ります。こらこら、偉い人に言われたり、時代のせいにしたりせず、最後には自分の心に従わないとだめじゃない!(映画『キングダム・オブ・ヘブン』より)
ヴィシニョーワのニキヤは、美しくも強固な意志をもった女性をしっかりと演じきり、踊りは絶品でした。最初に登場したシーンで、ヴェールをとった瞬間の美しさは、溜息をつきました。彼女だけ、額に赤いビンディをつけていて、時にそれが血のようにも見えました。大僧正の心を捉え、ガムザッティに殺意まで抱かせるのも納得です。

ニキヤが見事な舞の後(威厳と悲しみ漂う素晴らしい踊りでした)、ガムザッティが仕掛けた毒蛇に噛まれ、ニキヤはガムザッティが犯人だと指差すのに、ソロルはそのガムザッティと手を取り合い去ってしまう(なんて男だ…。でもそんなとんでもない男が絵になるのです)。
大僧正が差し出す解毒剤も使わなかったニキヤはそのまま死んでしまいます。

後悔にうちひしがれたソロルが、阿片で苦しみを紛らわせていると(このシーンで男性ダンサーたちが青のスカートのような衣装を着て踊っているのが、両性具有な雰囲気で色っぽかったです)、ニキヤの幻影が現れ、一緒に踊ります。
マラーホフの死の世界をさ迷う時の悲愴な表情は、素晴らしかったです。
おもしろいなと思ったのは、バヤデールたちが踊る場面が、比較的明るかったこと。背景はアルプスのような白い山並み。原始的な美しさでした。

この舞台で、もっともおもしろかったのは、バレエ団によってはカットされることもある第4幕、ソロルとガムザッティの結婚式です。
まさか、こんなにドラマチックに描くとは思いもよりませんでした。ソロルの幻影か、結婚式の最中に何度もニキヤが現れては、ソロルの手を取り踊ります。
必死でソロルに自分を見るように促すガムザッティ。ニキヤとガムザッティと両方の手を取って踊るパ・ド・トロワは、綺麗でした。ベアトリス・クノップのガムザッティも意思の強い、素敵な女性。さすがにヴィシニョーワのニキヤにはかすんでしまいますが。
婚礼の白い布が赤く染まってしまい(染まったのかはよく確認できませんでしたが)、ガムザッティが動揺する演出も、見事でした。
無理矢理、ソロルとガムザッティが結婚した瞬間の寺院崩壊が劇的で、光の演出でスローモーションのように崩れて、誰もいなくなってしまいます。
精霊のように現れるニキヤ、長い白い布(婚礼の象徴)を静かに持ち登っていくと、その布の先を持ったソロルが崩壊した寺院の下から現れます。
この舞台は何度か観ましたが、死の世界とはいえ、2人が結ばれて良かったと思ったのは、初めてでした。



別窓 | バレエ | コメント:2 | トラックバック:0
∧top | under∨

父の日

父の日、ありがちですが、クール・ビズらしく、お洒落な感じのシャツをプレゼントしました。

いろいろ書きたいこともあったし、いろいろ更新したいこともあったけれど…。
心配なのは…
早くレオの傷が治りますように。体も心も(涙)
別窓 | ありふれた日記 | コメント:0 | トラックバック:0
∧top | under∨

女学生手帖 大正・昭和乙女らいふ

 『女学生手帖 大正・昭和乙女らいふ』という本を購入しました。



 開くと、中原淳一や高畠華宵の美しい絵がに使われ、当時の少女達の暮らしや文化を伝えてくれる。

 もうこれがおもしろいのなんの!
 あら、はしたないわ。とてもおもしろい本でしたの。

 前述の中原淳一や高畠華宵の絵画のほかに、当時の少女小説や雑誌の悩み相談、東京の様々な学校の女学生の制服や化粧品の広告など、とても興味深いものばかりでしたわ。

 「お手紙文例集」などは、日常ですぐに使えそうでとてもためになりましたわ。

 吉子さん。
 仲直りしなくって?
 やっぱし貴女(あなた)が居なくちゃあたし、淋しくてやりきれないわ。今までの事御免して頂戴ね。どっちもいけないのだけど、あたしの方が沢山(たくさん)悪かったわ。
 あのね吉子さん。
 あたしじっとして居るのが退屈で仕方がないの、だからすぐに悪戯(わるさ)をして飛び廻るのよ。吉子さんもちっとお転婆になりなさいな。二人で思いっきり、ちゃめさんになりましょうよ。


 …ちゃめさん、…ちゃめさん、本当に素敵過ぎますわ。

 それから『身の上相談』の先生が仰るには、“接吻”はとても不衛生だそうですわ。結核やその他の病気がうつったりすることが多いそうですし、活動写真に影響されて外国人の悪風を真似ることは猿真似にも等しい愚かなことだそうですわ。

 …でも、おかしいわ。
 先生はシェイクスピアの『ロミオとジュリエット』も悪いものだと仰るのかしら?
 聖者にも巡礼にも唇があるでしょう? 唇の罪はもう一つの唇で清められるるものを…。

 ↑こんな風に悩める少女の日記を、一週間ほど綴ってみたいです(笑)
 大正・昭和乙女らいふ♪
別窓 | BOOK | コメント:4 | トラックバック:0
∧top | under∨
| アレクサンドラ・イザベルの日記 | NEXT