アレクサンドラ・イザベルの日記

嬉しいこと、悲しいこと、日々徒然…。

ブロンズの天使14 4巻発売!

「すごい!『ブロンズの天使』の4巻、今回もプーシキンの美人女房だな」
「あら。そりゃ、夫人は主人公ですから。全部の巻の表紙を飾っていますわ」
「そういうことじゃなくて、今回はすごいんだ。裏表紙は皇帝陛下で、表表紙はダンテス少尉とプーシキン夫人のツーショットなんだ」
「あら、ダンテス様は少尉じゃなくて、中尉に昇進されましてよ。表紙のこちらを見つめる視線の色っぽいこと♪」
「ははっ!プーシキン夫人ばかりか、ご婦人は皆、美青年には興味津々だな」

ヴャーゼムスキィ(プーシキンの親友):
「プーシキン!やめとけ!4巻表紙に決闘を申し込むつもりか!」




 やったー!本日発売の『ブロンズの天使』の4巻、ナタリーとダンテスの表紙!嬉しい!
 リンクしているs-book.comさん、4巻の表紙をクリックすると、2ページだけ中身が見られます。
 ダンテスとナターリアのダンスシーンなのです。ああ、素敵。このシーン、大好き!

 それにしても今回は新巻が出るのが早いです。現在発売されている11月号は、4巻のすぐ続きです。明後日28日に、12月号が出てしまいますが。
 ああ、続きが気になります。
 
 4巻の裏表紙は予想通り皇帝陛下。次はアレクサンドラかな。もしくはエカテリーナ。次点はヘッケルン(笑)

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『その日のまえに』

 半分愛してください
 のこりの半分で
 だまって海を見ていたいのです

 半分愛してください
 のこりの半分で
 人生を考えてみたいのです

 寺山修司の詩『半分愛して』です。
 私の場合は、海ばかり見ているような気がしますが、それでもふと人生を考えることもあります…、考えざるをえない時も必ずあるということも知っています。
 結局は幸せなんだろうなあ。いろんな楽しみが未来にあること。健康であること。
 久々にいろいろ考えてしまうのは、『永遠の仔』を思い出したからかな。

 重松清著『その日のまえに』。読んでから2ヶ月以上経ってしまいましたが。
 『永遠の仔』を紹介してくれたTBS『王様のブランチ』で、とても評判がよかったので、読んでみましたが、良かったです。
 タイトルの“その日”とは、死を迎える日のことです。自分、もしくはもっとも身近な家族──伴侶や母親の“死”について描いた物語を集めた、短編集です。
 ただし“その日”を描いているのは、たった一編だけで、あとは“その日のまえ”と“その日のあと”の物語です。
 考えたくないから、考えないけれど、もし自分が、もしくは母や妹など、身近な家族が半年の命と知ったら、すべてが崩壊してしまうような気がします。今のように映画やバレエや本が、何ヵ月後の公開、公演、発売…、そのころどうしているんだろうと考えるとつらいだろうなと、“その日”がずっと前にいる私は、杞憂してしまいます。
 この本の中でもつらかったり、せつなかったりするのは、“その日のまえ”の人たち。
 “その日”はあっという間、“その日のあと”は意外にも穏やかです。

 重松さんは多くの男性作家と同じく女性を描くのはあまりよくありませんが、男性は少年から中年男性まで、感情移入できるし、家族や友人のように愛しくなってしまいます。
 よせばいいのに、電車の中で読んだら、お父さんが小学生の息子二人に、お母さんが死ぬことを告げる場面で、不覚にも涙してしまいました。お父さんはつらいので、お酒を飲みながら話すんだけれど、お兄ちゃんの方が「酒なんか飲むなよ!ちゃんと言ってよ!ひきょうなことしないでよ!」って。子どもはお酒に逃げられないんだなあ…とお父さんが思うのが、せつなかった。
 こういう場面で、いまだに私が感情移入してしまうのが子どものほう。12歳以下から、ずっと離れた今も…。でもお父さんも愛おしいのです。
 最後の「その日のまえに」「その日」「その日のあとで」は、注意しないと分かりにくいのですが、全七編のうちの、すべての物語が集結しています。それでも人生は美しいし、生きていかねばと思いました。


 …“その日”がずっと先と思っている私が、海を見ながら考える。

 薔薇が咲きみだれる頃、ベッドに横たわる私に、オーランド・ブルームが手を取り、「君なしでは生きていけない!」とポロポロ美しい涙を流す。おお、許して。愛しているわ。BGMはボーイズ・エアー・クワイア歌うフォーレのレクイエム(生歌)。しかもソロはコナー・バロウズ、ピアノ伴奏はマキシムで。歌に合わせて、ウラジーミル・マラーホフが美しいバレエ、ジョニー・ウィアー君が美しいフィギュアスケートを見せてくれる。そこへボッティチェリの描く美しい天使が現れ、その中心にいるのは、今は亡きフランスの貴公子ジェラール・フィリップ様!


 風立ちぬ いざ生きめやも


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もうすぐ3周年

 うわっ!今日って24日!
 あと4日、10月28日で、サイト開設3周年です。

 来てくださったみなさま、本当にありがとうございます。
 前日の27日から3日間か4日間(27日は木曜日だから、仕事があるので、あまりできないかも)、今の特集をお休みして、お祝いトップにしようと思います。

 サイト開設から三年経ったけれど、開設時に好きだったもの、「永遠の仔」も「千と千尋」も「指輪物語」も変わらず大好きなままです。

 あれからいろんな本を読んだけれど、日本の本で「永遠の仔」以上に衝撃と悲しみと愛おしさを覚えた作品はないです。
 「千と千尋」もとても愛おしく、今もせつない。晴れた日に、ふと見つけた小さな小さな小川に、この川には名前があるのだろうかと、ふと考えたり。私にも思い出せない、美しい記憶が眠っているのかもしれないと考えたり…。もう一度映画館で観たいな。
 「指輪物語」は、いまだにものすごくミーハーに大好きです。語りきれない(笑)


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フィギュアスケートGP アメリカ

 フィギュアスケートのグランプリシリーズ第1戦、スケートアメリカの速報を見ました。
 恩田美栄さんは3位。順位はショートプログラムより一つ下がってしまったけれど、よくがんばったと思います。

女子の順位
1位 エレーナ・ソコロワ(ロシア)
2位 アリシャ・シスニー(アメリカ)
3位 恩田美栄(日本)

 アリシャ・シスニーって、新鋭とありましたがどんな方でしょう。フリーでは1位だそうですが。名前からすると、何系なのかしら?

 そして今回のアメリカ大会では、なんといっても男子、高橋大輔君の優勝!おめでとう!おめでとう!おめでとう!

男子の順位
1位 高橋大輔(日本)
2位 エバン・ライザチェク(アメリカ)
3位 ブライアン・ジュベール(フランス)

 2位、3位のエバン・ライザチェクもブライアン・ジュベールも素晴らしい選手ですし、本当に立派です。
 10月1日のジャパンインターナショナルも素晴らしかったし、このままがんばってほしいです。
 でも男子はジョニー・ウィアー君(アメリカ)とエフゲニー・プルシェンコ(ロシア)も大大大好きで応援しているし、複雑だわ。
 ジョニー君については恋心に近いものを持っていて、引退してほしくないので、表彰台をあまり望んでいないという複雑な感情もあるのですが…。本当になんでバレエ・ダンサーじゃなかったんだろう。そうなら、あと10年は見ていられたのに…。

 アイスダンスはタニス・ベルビン、ベンジャミン・アゴスト組(アメリカ)、ペアは張丹、張昊組(中国)が優勝だそうです。
 アイスダンスとペアは好きな選手が次々と引退してしまって、オリンピックだというのに、前ほど気持ちが盛り上がらないのが残念です。
 アイスダンスのクリシューク&プラートフ(ロシア)、アニッシナ&ペイゼラ(フランス)、ペアのベレズナヤ&シハルリドゼがいた頃は楽しかったなあ。NHK杯にも来てくれたし。
 
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ブロンズの天使13 プーシキン美術館展

プーシキン美術館展

 本日10月22日(土)から12月18日(日) まで、上野の東京都美術館で、プーシキン美術館展が開催されます。
 もちろん行きます!一緒に行く母と妹の都合がつかないので、三週間ほど先になってしまいますが…。
 都美術館は、開館時間が9:00〜17:00(入場は16:30まで)なので、とても不便!お休みの日にしかいけないです。国立西洋美術館の方なら、金曜日は午後8時までなのに…。

 公式HPを見たところ、美術品を集めたシチューキンさんとモロゾフさんのことは載っていますが、プーシキンについては残念ながら、全然取り上げられていません。図録の方に少し期待をかけています。

 私の一番のお目当ては、ドガの「写真スタジオでポーズする踊り子」です。ドガのバレリーナの絵は大好きなのに、この絵は初めて見ました。素敵!

写真スタジオでポーズする踊り子
エドガー・ドガ 「写真スタジオでポーズする踊り子」



 そうそう桐生操著『世界情死大全』に、プーシキンが取り上げられていました。


 桐生操さんインタビュー(夕刊フジBLOG)

 そのほかに取り上げられているのは、ダイアナ元妃、ラスプーチン、ハワード・ヒューズ(映画『アビエイター』でレオナルド・ディカプリオがやった役)、俳優ではジェラール・フィリップとジェームス・ディーンと豪華です…が、これだけ豪華にも関わらず、イマイチ…(失礼!) あくまで私見ですが。
 プーシキンについては、『スペードの女王』等、プーシキンの本の後書きにあるのと変わりなかったようにに思いました。ハワード・ヒューズも、『アビエイター』のパンフレットの方がおもしろかったし、その他についても特に意外性のあるものはなかったように思いました。桐生さんの著書はおもしろいし、好きなだけに、期待しすぎてしまったのかもしれませんが。


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ブロンズの天使12 トリ顔の文豪

gogol.jpg
こんにちは 自分が誰ですかって?
ニコライ・ゴーゴリといいます!!
新人作家です!!
プーシキン先生のおかげで「検察官」が上演されました!


 『ブロンズの天使』に登場する、もう一人のロシアの文豪、ゴーゴリ。代表作は『鼻』と『外套』『狂人日記』でしょうか。ロシアにはゴーリキーという作家(代表作は『どん底』、『母』など)もいて、よく彼と混同されます。実は私もゴーリキーとゴーゴリ、どちらの作品を読んだのか分からなくなっていましたが、ゴーゴリの『鼻』と『外套』は読んでいました。
 『鼻』といえば、芥川龍之介も同タイトルの奇妙な作品を書いていますが、ゴーゴリの『鼻』もかなり奇想天外なものでした。ある日突然、鼻が顔から抜け出して、歩き回ってしまうお話です。

 本は読んでいましたが、顔までは知らなくて、ブロンズではトリ顔とさんざん言われていたので、どうなのかなあ?と思っていましたが、それほどでもないような…。ハンサムではないけれど、ヒゲさえなければ、目うるうるの、けっこうかわいい女の子顔? プーシキン先生の肖像とたいして変わらないようですが、これはやはり主役との差でしょうか?でも、さいとう先生のゴーゴリ、似ています(笑)


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ブロンズの天使11 エルミタージュ幻想 2

エルミタージュ幻想(2002) 〜映像で見るブロンズ〜 (10月4日の日記の続きです)
【ラストまでネタバレしています】

russark2.jpg
ダンテス様 どこかしら?
エカテリーナのような女官


 語り手である現代のロシア人映画監督と19世紀のフランス人外交官キュスティーヌが迷い込んでしまった、19世紀のエルミータージュ。

 監督はエルミータージュで、革命で一家全員が惨殺されることになる皇帝ニコライ二世の家族達が、楽しそうにお茶を飲んでいる姿を見ているうちに、連れであるキュスティーヌがいないことに気付いた。

 遠くで華やかな音楽が鳴っている。
 監督がそちらに向かうと、そこは大広間で、時代を遡りニコライ二世の曽祖父であるニコライ一世の宮廷の華やかな舞踏会が催されていた。


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