アレクサンドラ・イザベルの日記

アンティーク、バラ、陶器の人形、綺麗な絵本、ヨーロッパ映画、バレエなど、好きなものを綴っています。

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モンゴメリと花子の赤毛のアン展

 日本橋三越の「モンゴメリと花子の赤毛のアン展」に行ってきました。

 関連リンク:
   モンゴメリと花子の赤毛のアン展
   赤毛のアン展 日本橋三越本店 三越 店舗情報

 母と妹と、妹の誕生日のお食事の前にちょっと寄っていこうということで、本当に急ぎでの鑑賞でした。
 NHKの朝の連続ドラマ効果もあり、大賑わい。中高年、特に高年の方が多く、男性も多くいらっしゃったのが驚きでした。
 ドラマ自体は賛否両論あると思いますが、私自身は多くの人に受け入れられる内で、本当に良かったと思います。アンを読んだり、アニメを見たりするような方以外にも、こんなにも受け入れられ、村岡さん、柳原白蓮、赤毛のアン、モンゴメリを知るきっかけとなっているのですから。
 実は家の家族、両親、妹も見ていて、視聴率100%なのです。でも村岡花子訳『赤毛のアン』を読んだのは私1人。会社の女性たちの中にも、BSの再放送をご覧になっているという方もいて嬉しい限りです。

 村岡花子さんの訳との出会いは、小学校の図書室、紫と白のバイカラーの講談社の「赤毛のアン」シリーズ、初めて読む二段組の本でしたが、一気に世界に引き込まれ、時間を惜しむように読みました。
 既に本屋さんにそのシリーズはなく、懸命に古書店で集めた全10巻。

村岡花子訳 講談社 赤毛のアンシリーズ

 懐かしい小学校の図書館の香りがします。

 赤毛のアン展は、前半はモンゴメリ、後半は花子さんの展示物、手書き原稿、それぞれの初版本が見られたのは、とても嬉しかったです。

 ドラマ冒頭、花子さんが命より大切なものと抱きしめた『赤毛のアン』初版本。

「赤毛のアン」初版本
「赤毛のアン」(1908)

 やっぱり感動です…。


アンの青春
「アンの青春」(1909)

アンの愛情
「アンの愛情」(1915)


 アンの末娘のリラちゃんの物語「アンの娘リラ」もありました。
 アンの子どもの中では、リラと次男ウォルターがお気に入り。だからつらい物語でもあったけれど大好きな1冊。
 紅花でしょうか、綺麗なお花に縁どられたとても綺麗な表紙で目を引きました。

アンの娘リラ
「アンの娘リラ」(1921)

 リラ・マイ・リラ。この表紙では、お父さんのギルバート似でしょうか。

 アンシリーズ以外もありました。

 エミリーシリーズは「アンの娘リラ」同様、花に囲まれた華やかな表紙。

かわいいエミリー
「可わいいエミリー」(1923)


エミリーはのぼる
「エミリーはのぼる」(1925)


エミリーの求めるもの
「エミリーの求めるもの」(1927)


 そして「果樹園のセレナーデ」

果樹園のセレナーデ
「果樹園のセレナーデ」(1910)

 「果樹園のセレナーデ」は「アンの青春」の次に出版された本。表紙も初期のアンシリーズと似ています。
 ヴァイオリンが得意な口のきけない美少女キルメニイの物語。牧歌的でロマンチックな恋の物語で、少しジョルジュ・サンドの「愛の妖精」と少し重なります。
 「赤毛のアン」以外、挿絵がある作品が少ないので、表紙のキルメニイに感激しました。

 花子さん訳ではないのですが、私が持っている「マーガレット文庫 世界の名作」のキルメニイ。

マーガレット文庫「果樹園のセレナーデ」

マーガレット文庫「果樹園のセレナーデ」

 田中ひでゆきさんの挿絵ですが、とても美しいです。
 「果樹園のセレナーデ」は氷室冴子さんの「アグネス白書」で、少女の頃の花子さんと同じ全寮制の女子校の少女達が劇で演じていました。モンゴメリ作品でもマイナーな作品ですが、実際劇を上演されたことはあるのでしょうか。読みながら、見てみたいと思いました。

 初版本で少し意外だと思ったのは「丘の家のジェーン」。

丘の家のジェーン


 なかなかアメリカン・ポップな表紙ですね!

 下のソフィー・アンダーソンの「ライラックの花」の表紙の方が、作品的にはあっているかな。
 
Jane of Lantern HillJane of Lantern Hill
(2011/04/01)
Lucy Maud Montgomery

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 アンシリーズと同じ講談社のセシール文庫で、村岡花子さん訳の「ランタン丘のジェーン」(丘の家のジェーン)を持っています。

ランタン丘のジェーン

 挿絵はアンシリーズと同じ鈴木義治さんで、なかなか貴重です。

 アン展では、モンゴメリの花嫁衣装を再現してものもあり、清楚ながら綺麗でした。
 そして『赤毛のアン』の原稿もありました。写真では何度か目にすることがありましたが、本物を見たのは初めて。草稿、タイプされたもの、感動的でした。

L・M・モンゴメリ
ルーシー・モード・モンゴメリー


 でも一番人気なのはドラマの影響で村岡花子さんの方の展示。

 まず東洋英和女学校の写真や生徒たちが使っていた品が展示されていました。
 当時学校で所蔵していた本も。『不思議の国のアリス』とディケンズ、たしか『トリバー・トゥイスト』だったような気がします。

 花子さんのお写真、そして腹心の友として描かれている柳原白蓮等、関わりの深かった人たちのお写真もあり、特に白蓮は人気で、多くの人たちが立ち止っていました。
 花子さんとご主人の村岡儆三さんが結婚前に交わしたラブレーター、そして白蓮が駆け落ちした後、花子さんと白蓮が乾いた手紙も展示されていましたが、達筆で、残念ながら私は読めなかったです…でも、展示説明文で内容は分かり、愛や、お互いを気遣う心が伝わって、とても感動しました。
 白蓮が一番読みやすい綺麗な字を書いていたような気がします。

 そして『赤毛のアン』の翻訳原稿!こちらも達筆ながら、担当編集者に読んでもらうためか、幾分読みやすい字。「マシュウ」は読み取れました。
 やはりとても…感動的でした。

 そして設置されたテレビでは、ラジオ番組出演中の映像。
 花子さんの肉声を聞くのは初めてですが、元気で明るいお声でした。

 展示の終わって出たところに、『赤毛のアン』でアンが住んでいたグリーン・ゲイブルスの模型があり、展示物は撮影不可ですが、こちらのみ写真を撮ることができました。


赤毛のアン展


 NHKのニュース動画がありましたので、そちらも貼っておきます。




 少し経つと忘れていたことも蘇ります。
 ドラマでは、花子さんと夫となる英治さんの出会うきっかけとなった辞書もありました。

 急いでいたのととにかく混んでいたので、じっくり見ることはできませんでしたが、モンゴメリーや花子さんが現実にいた人だと感じられた、いい催しでした。
 
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