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アレクサンドラ・イザベルの日記

アンティーク、バラ、陶器の人形、綺麗な絵本、ヨーロッパ映画、バレエなど、好きなものを綴っています。

ベルギー象徴派展

 ずっと行きたかった『ベルギー象徴派展』、最終日に行くことができました。
 行って本当に良かった。
 印象派と同時代にも関わらず、あちらが陽光ならこちらは月光。沈黙に近い静けさと、オカルティックな雰囲気の漂う美しい闇の世界に魅せられました。

 ずっと会いたかったジャン・デルヴィルの『死せるオルフェウス』に会うことができました。
 画集で見てさえも美しかったけれど、更に美しかった。
 画集で見るよりも緑の色が濃く、オルフェウスの首を乗せた竪琴を飾る小さな赤い宝石(多分ルビーだと思うのですが)が鮮やかで、まるでオルフェウスの血でできた宝石のようでした。
 静かな顔立ちは安らかで穏やかで、美しい夢を見ているようで、きっと死んでしまった愛する妻エウリディケについに会うことができたのだと、胸がいっぱいになりました。

 そしてもう一つこの展覧会でとても嬉しかったのが、クノップフが描いた数枚のブリュージュの絵に出合えたこと。
 水墨画のようにモノトーンで描かれた教会、川、橋は、かつての繁栄を化石にした沈黙の世界で、大好きな幻想小説ローデンバックの小説『死都ブリュージュ』そのままでした。

 夢の風景を1時間だけ、現実として旅行できた、素敵な一時でした。


ジャン・デルヴィル 『死せるオルフェウス』

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