アレクサンドラ・イザベルの日記

アンティーク、バラ、陶器の人形、綺麗な絵本、ヨーロッパ映画、バレエなど、好きなものを綴っています。

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美しい本② 高畠華宵ほか

 高畠華宵(たかばたけかしょう)さん挿絵の古書、講談社版世界名作全集を本を2冊を買いました。
 『愛の妖精』と『アルプスの少年』です。

高畠華宵-愛の妖精

高畠華宵-アルプスの少年


 『愛の妖精』はフランスの女流作家ジョルジュ・サンド(作曲家ショパンの恋人としても有名です)の小説『愛の妖精(プチット・ファデット)』を子ども向けにした本。双子の少年の絵が素晴らしかった。

 『アルプスの少年』は原作はヨハンナ・シュピリ(スピリ)。あの『アルプスの少女ハイジ』を書いた方です。原題は「グリツルの子どもたち(Gritlis Kinder kommen weiter)」で、タイトルは『アルプスの少女』に便乗しようとしたのでしょう。でもまったくの別作品で、スイスの自然の中で生きる少年少女たちの物語です。『アルプスの少女』に出てくるクララのような病弱なお嬢様も登場します。
 シュピリの本は『アルプスの少女』以外ほとんど見かけないので、かなり貴重本です。

 どちらとも私が生まれるずっと前、昭和30年と34年の本(初版昭和28年)、古い…。いい紙使っていなかったんだろうな、ボロイ…。
 でも昔の子どもはいい本をたくさん読んでいたんだなと、古い名作に出会うたび思います。
 古くても華宵さんの挿絵は本当に綺麗。手に入るなんて夢のようです。
 華宵さんの絵が大好きなのです。
 清楚な美しさの中に、独特の色気があって。美しい少年は美しい少女にも見えて、美しい少女は美しい少年にも思えて、上品さと艶かしさが同居しています。

****** ▼ 追記記事 ▼ ******

 せっかくなので高畠華宵さんの美しい本をご紹介を。
 華宵さんの挿絵の本はまったく見かけないのに、画集関係はよく出版されています。
 ぬり絵とかレトロなものが人気ですし、昔の少年少女文学全集も再販してほしいなあ。

昭和モダンキモノ―叙情画に学ぶ着こなし術 (らんぷの本) 昭和モダンキモノ―叙情画に学ぶ着こなし術 (らんぷの本)
(2005/01/14)
河出書房新社

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 大正から昭和にかけての少女雑誌の挿絵を中心とした、美しい着物女性の画集。なんて素晴らしいセンスの本でしょう。
 華宵さんだけでなく、武久夢ニ、蕗谷虹児さんの絵もあり、レトロでとてもお洒落少女の世界が広がります。


高畠華宵・美少年図鑑 高畠華宵・美少年図鑑
コロナブックス編集部 (2001/02)
平凡社

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 こちらは華宵さんの描いた少年の絵を集めた本。独特の雰囲気です。
 この画集を見て、華宵さんの描く少年は、どこか三島由紀夫の小説の中の少年っぽいなと思いました。『春の雪』の松枝清顕など特にイメージ。『午後の曳航』や『仮面の告白』なども。
 大人の男女の物語だけれど、上流階級の男女を描いた『鏡子の家』も華宵さんの挿絵で見てみたい。


 華宵さん以外の美しい本も。

シャガール ダフニスとクロエー 普及版 シャガール ダフニスとクロエー 普及版
ロンゴス、シャガール 他 (2005/10/05)
岩波書店

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 これは大お勧めの絵本です(画集ではなく絵本)。
 エーゲ海のレスボスの島が舞台、無垢な魂の幼馴染の少年少女ダフニスとクロエーが成長し愛し合うようになるもでの美しい物語を、シャガールの42点ものカラーのリトグラフを挿絵とした素晴らしい絵本です。
 このシャガールの「ダフニスとクロエー」のリトグラフは、2001年11月~12月に東京、2002年1月~2月に大阪で開催された『コーポレート・アート展』の展示品のひとつで、とても綺麗でした。


あそぶかたち―20世紀の香水瓶 あそぶかたち―20世紀の香水瓶
駒田 牧子、東野 純子 他 (2005/08)
ポーラ文化研究所

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 『あそぶかたち―20世紀の香水瓶』表紙画像はこちら
 アール・デコやアール・ヌーヴォーの綺麗な香水瓶の香水を紹介。
 いえそれより何より、この本にはジョルジュ・バルビエの幻の絵本『香りのロマンス』の絵が収録されているのです。多分全部の絵だと思いますが、なんと8枚。表紙も扉絵もバルビエなので、合計10枚になるのでしょうか。
 『バルビエ・コレクション』が絶版なので、日本で唯一手に入るバルビエの挿絵本ではないでしょうか。
 絵葉書より少し大きいくらいの小さな本。
 香水についても素晴らしい本ですし、お値段もお手頃。残り部数が少ないようなので、バルビエがお好きな方はぜひご購入ください。


ルバイヤート―中世ペルシアで生まれた四行詩集 ルバイヤート―中世ペルシアで生まれた四行詩集
オマル ハイヤーム、ロナルド バルフォア 他 (2005/11)
マール社

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 中世ペルシアで生まれた四行詩集「ルバイヤート」に、ロナルド・バルフォアがビアズリーを思わせる美しい挿絵をつけています。
 4点のカラーを含む、ほとんどすべてのページに挿絵があります。ビアズリーだけでなくジョルジュ・バルビエ、ハリー・クラークがお好きな方にもお勧めです。バレエの『シェヘラザード』がお好きな方にも。

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