アレクサンドラ・イザベルの日記

アンティーク、バラ、陶器の人形、綺麗な絵本、ヨーロッパ映画、バレエなど、好きなものを綴っています。

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マラーホフ 「ハムレット」

 若きマラーホフ(21歳くらいでしょうか?)の『ハムレット』のビデオを購入しました。

マラーホフ「ハムレット」1


マラーホフ「ハムレット」2


 YouTubeで一部見ることができます。
 YouTubeでは既に何度か見ていたのですが、全部見て、ようやくどのシーンか分かりました。
 シェイクスピアの「ハムレット」については、Wikipediaをご参考ください。
 
 Hamlet: Malakhov 1 (YouTube)
 気の狂ったふりのハムレット 「オフィーリア、尼寺へ行け!尼寺へ!」

 Hamlet: Malakhov 2
 ハムレット、オフィーリア、ガートルード、クローディアスの踊り

 マラーホフが最初に所属したモスクワ・クラシック・バレエの作品。
 このバレエは、ハムレットが悩んでいる独白から始まり、母ガートルードと叔父クローディアスの結婚式へと場面は移ります。
 ハムレットの父の亡霊、ハムレットの親友ホレイショー、オフィーリアの父ポローニアスと兄のレアティーズなどはカット。
 ハムレット、オフィーリア、ガートルード、クローディアスが中心で、あとは群舞になります。
 それぞれの心の部分(愛、苦しみ、憎悪、悲しみ)などはレオタードで踊り、現実(物語)の出来事はルネッサンス風の豪華な衣装をつけて踊ります。

 あらかじめストーリーを知らず、ハムレット先王、ポローニアスとレアティーズが出てこないとなると分かりにくい点もありますが、65分という時間の中で『ハムレット』をバレエ化したものとしては、よくできていたと思います。
 個人的には全部衣装をつけて踊ってほしかったのですが、シェイクスピアの『ハムレット』自体、内面を描いた物語だからなあ。

 クローディアス役のダンサーもハンサムな方で、ガートルードが結婚してしまうのも納得。
 ハムレットがオフィーリアやガートルードより可憐なので、ハムレットの次に彼が印象に残りました。

 Hamlet: Nadja Saidakova
 ガートルードとクローディアスの踊り(ハムレットの妄想の中でいちゃつく(笑)2人)

 そんな説明はさておき、なんといってもマラーホフ!

 演技はまだ荒さは残るものの、花のように可憐で美しい。レオタード姿は若者らしい筋肉質なのに、踊ると、折れてしまいそうに華奢で、オフィーリア以上に繊細に見えました。
 若さというより、幼さゆえの悲劇ということもあります。
 4人の中で、良くも悪くも、マラーホフのハムレットは浮き上がっている。演技は4人の中で一番下手なのですが、見つめずにはいられない。
 ハムレットがもし少女なら、ナボコフ原作の『ロリータ』のように、クローディアスはガートルードでなく、本当は少女ハムレットに惹かれて、その母と結婚したのではと思うような、人目を引かずにはいられない、開いたばかりの薔薇の美しさ。

 ファン故の贔屓目的なものはありますが、二度とは戻らない20代はじめの、美少年とも美少女ともいえるマラーホフの「ハムレット」を見られて、ひじょうに幸せでした。
 最後には血を象徴するような、細く長い赤い布に、蜘蛛の巣にからまった蝶のようにまとわりつかれて死ぬ、マラーホフ・ハムレットは色っぽくも、最後まで汚れなく、美しかったです。

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