アレクサンドラ・イザベルの日記

アンティーク、バラ、陶器の人形、綺麗な絵本、ヨーロッパ映画、バレエなど、好きなものを綴っています。

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東逸子さんの美しい本

 東逸子さんの絵画は、美しく気品があり、聖性を感じます。それから古くはないのに、“アンティーク”という言葉がなぜか似合います。セピア色の写真、ガラスや陶器。

 1月9日の日記に書いた「グリム幻想―女たちの15の伝説」以外に私が好きな、画集以外の東さんの本です。
 ネットを含む古書店で購入したものが多いので、絶版本が多いのですが。

jumee☆wing2b マザーグース・ファンタジー

マザーグース・ファンタジー (1977年)マザーグース・ファンタジー (1977年)
(1977/03)
東 逸子

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東逸子「マザーグース」

 1977年の、本当に初期の作品。訳は矢川澄子さん。
 図書館でマザーグースについて調べていて、東さんが挿絵を描いていたことを知り、はやる心を抑えながら、古い本故に書庫から出していただいて借りました。
 そこはかとなく70年代の雰囲気もある(直接は知らないのですが、たしかこの時代は少女漫画の全盛期で、アニメの名作シリーズの黄金期だったのではないでしょうか)、かわいらしい本でした。
 可愛らしい少女が卵に入っているこの表紙絵は、なんと「ハンプティ・ダンプティ」です。


jumee☆wing2p ビリティスの恋唄

ビリティスの恋唄ビリティスの恋唄
(1982/01)
吉原 幸子、東 逸子 他

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ビリティスの恋唄

 ピエール・ルイスの詩に東さんが挿絵をつけた、1982年出版の詩画集。
 個人的に東さんの最高傑作だと思います。
 濃い茶色や深いグリーン、抑えた色使いの銅版画で、森、湖、鳥、少女、聖性に溢れ、気品に満ち溢れていました。
 ピエール・ルイスの「ビリティス」は、ジョルジュ・バルビエも詩画集「ビリチスの歌」を出しているのですが(絶版)、こちらは東さんとは全く反対で、開放的な官能の漂う絵でした。

バルビエ・コレクション 2 ビリチスの歌バルビエ・コレクション 2 ビリチスの歌
(1993/12)
ジョルジュ バルビエ

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****** ▼ 追記記事 ▼ ******

jumee☆wing2b シェイクスピア幻想

シェイクスピア幻想―道化たちの夢物語シェイクスピア幻想―道化たちの夢物語
(1988/04)
東 逸子、唐 十郎 他

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シェイクスピア幻想

 上画像の帯、オフィーリアです。本で見るとさらに綺麗です。
 「ビリティス」よりは大衆受けをねらった雰囲気もありますが、こちらは黒とセピア色と、さらに色を抑えていて、鉛筆画など銅版画ではないものもあります。「夏の夜の夢」「あらし」は東さんの幻想画の傑作の一つだと思います。素晴らしいです。


jumee☆wing2p 銀河鉄道の夜

銀河鉄道の夜 (宮沢賢治絵童話集 (13))銀河鉄道の夜 (宮沢賢治絵童話集 (13))
(1993/06)
宮沢 賢治

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 東さんの「銀河鉄道の夜」。宇宙、少年、すべてが美しい(笑)


jumee☆wing2b ピルエット
ピルエットピルエット
(1993/11)
東 逸子

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東逸子「ピルエット」


 バレエを学ぶ少年少女たちのレッスン風景を描いた小さな絵本。1993年出版。
 舞台前の少女たちはロマンチック・チュチュを着ていてドガの絵画のよう。
 でもなんといっても少年ダンサー。少年ダンサーはドガも描いていません(多分)
 折れてしまいそうな細い肩、長い手足。あどけなくも凛とした小白鳥。
 見開きで大きく跳躍する少年の絵は、当時好きになったばかりのマラーホフに重なりましたが、今はジョニー・ウィアー君にも似ているような気がします。
 この本もすべてが美しいです。

 少年たちはペガサスを夢見て
 まだ幼い足を交差させる。
 何度も、何度も。
                   『ピルエット』より


 白鳥だと思っていた。彼は。
 白鳥ではなく、さらに速く空を翔るペガサスになりたいと思ったのだろうか。
 夢の中の美しい生き物に。


*** COMMENT ***

ビリティスと言えば

ピエール・ルイス「ビリティスの恋歌」は新書館のフォアレディース・シリーズのデビッド・ハミルトンの写真が表紙、挿画が宇野亜喜良で中学の頃に手にしたのが最初でした。東逸子版「ビリティスの恋唄」は発行当時、気にはなっていたのですが結局手にしなかった画集です。ちなみにマザーグースもフォアレディースシリーズのケイト・グリーナウェイから入った口でした。なぜか、アーサー・ラッカムの方が好きなはずなのに、アーサー・ラッカム版の方は手にしませんでした。ケイト・グリーナウェイによる「海賊島のお姫様」も好きでした。

学生時代に手にしたフォアレディースシリーズも、実家のゴタゴタで散逸してしまいました。しかし、2~3年前にケイト・グリーナウェイの化粧箱入りマザーグース3巻揃がbook-offで500円、ルイス・キャロルの「子供部屋のアリス」が300円で買い直してしまいました。実はBook-offは要チェックなのです。



すみません、自己フォローです

「海賊島のお姫様」ではなく「海賊島の女王様」でした。
失礼しました。

フォアレディース・シリーズ

AmlethMachinaさん、素敵なコメントをありがとうございます。

フォアレディース・シリーズ、素敵ですね。
宇野亜喜良さん挿絵の「ビリティス」!初めて知りました。私が生まれる前にこんな素敵な本が出ていたなんて…。

>ケイト・グリーナウェイの化粧箱入りマザーグース3巻揃がbook-offで500円

ブックオフ、要チェックだったのですね。
Amazonで1冊2000円で購入しました…。
「海賊島の女王様」は、更に手に入りにくく、もっと高いお値段でした。とても素敵な本で、宝物の1冊です。

フォアレディース・シリーズ、寺山修司さんなどの素敵な本があるのですね。
図書館と古本屋さんで、いろいろ見てみたいと思います。

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