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アレクサンドラ・イザベルの日記

アンティーク、バラ、陶器の人形、綺麗な絵本、ヨーロッパ映画、バレエなど、好きなものを綴っています。

愛と幻想のシルフィード

 池袋ウエストゲートパークの前後ろにそびえたつ東京芸術劇場で、バレエ『愛と幻想のシルフィード』を観てきました。

 主役のジェームズ、ウィル・ケンプでした!

 トリプル・キャストで誰がどの日に踊るか分からなかったので、キャストを観た時は心臓が飛び出しそうなほど嬉しかったです。
 そもそも、このバレエを観たかったのは、生の彼を観るという僅かな期待にかけてだったから、本当に嬉しかった。

 生のウィル・ケンプ王子は、ものすごく顔立ちの整ったハンサムでした。1人だけ、美貌が浮き上がっていました。
 役柄のせいもあるかもしれませんが、かなり表情が豊かでした。大きく目を見開いて驚いたり、笑ったり…、嘆きもだえるシーンは、シャツが半分脱げかけて(シルフィード達が脱がせた)、色っぽかったです。
 踊り自体は思ったよりも男性的でした。疲れしらずで、スコットランド風ステップをアヴァンギャルドに踊ってくれました。

 その相手役のシルフィードが、葬られた後、生き返って棺を壊して現れた、ポーの『アッシャー家の崩壊』のマデライン姫のごとき不気味さで、真っ白ファンデにパンダのような隈取り、服はボロボロ、髪に蜘蛛の巣にも糸くずにも見えるものがまきついていて、ただ背中に小さな白い翼を持っているというものでした。

 おもしろかったのは、舞台が一度もカーテンが降りないこと。
 20分間の休憩は、第2幕の森の中の音のように、会場のあちことから、フクロウの鳴き声とか、何かがうごめく音がして不思議な雰囲気でした。

 そしてタータンチェック、第一幕のジェームズたちの住む家の壁紙や椅子が赤のタータン・チェックで派手なのですが、やはりお洒落で素敵でした。
 そこに集う若者達のファッションも、チェックづくしで、だから白い衣装のシルフは異色(無色?)でした。

 第2幕は森の中のシルフィードたちの世界…、夢のような美しさのはずが、ジェームズの恋したシルフと同じく、みな白塗り隈取り、ボロ衣装なので、妖精というよりもゾンビの集団。スリ~ラ~!
 古典バレエでは、女性ばかりのシルフィードのはずなのに、この舞台は男性シルフもいて、スコットランドキルトのように腰にベルトを巻いた、真っ白なスカートをはいていました。ちょっとトロカデロ・デ・モンテカルロバレエ団

 よくも悪くも、人には見えないシルフィードが、人間になってほしいというジェームズによって翼を切り取られた瞬間、人のように真っ赤な血を流すのが、恐ろしかったです。ジェームスも殺人者のように血だらけ。
 
 結末は原典の『ラ・シルフィード』と似ていながら、そうではない。
 皮肉で、美しいものでした。
 もっとも美しい…の誕生。

*** COMMENT ***

おめでとう!

良かったですね。お目当てのウィル・ケンプを見ることが出来たんですね。
どんな、姿が綺麗だったとか?場面で今度・・・是非、教えてくださいませ。。。
>私信:メールは届いていますか?

ウィル・ケンプ王子でした!

ポアポアさん、こんばんは。
いつもポアポアさんBBSで、素敵なオーランドやショーン・ビーンを楽しませていただいています。ポアポアさんのコメントも楽しくて。
いつもロムばかりですみません!

ウィル・ケンプのこともすぐお知らせしようと思ったのですが、次の日もバレエ、その次の日はSWを観てと、忙しくしてしまったので。
ウィル・ケンプ王子、1人浮き上がるようなハンサムでした。

メール、もう一度確かめてみましたが、届いていないようです。
すみません。よろしければ、もう一度お願いできるでしょうか?

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