アレクサンドラ・イザベルの日記

アンティーク、バラ、陶器の人形、綺麗な絵本、ヨーロッパ映画、バレエなど、好きなものを綴っています。

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ブロンズの天使3 金の環の君

 詩人プーシキンが、後に妻となるナターリア・ゴンチャローワと出会ったのは、1928年から29年にかけての冬の社交シーズンの、ある舞踏会の夜のことでした。
 16歳の少女ナターリアは、薄く透き通った白いドレスを着て、髪は簡素に1本の金の環で飾っていました。


ナターリア


 まるで天使のようなその少女に恋したプーシキンは、まもなく彼女の家に結婚を申し込みに行きますが、彼女の母であるゴンチャロフ夫人に、娘の若さを理由に断られてしまいます。

 当時プーシキンが親しくしていた女友達(恋人であったこともある)エカテリーナ・ウシコーヴァのアルバムに、プーシキンは冗談で巨大な頬髯をはやした彼の絵など、様々な漫画を描いていました。その中に若い美しい女性の絵があり、次のような説明文がついていました。
「おお、禍いよ来たれ!カルス!カルス!さらばだ、日の光よ、わたしは彼女ゆえに死ぬだろう」
 この“カルス”とは難攻不落のトルコの要塞で、プーシキンがナターリアにつけたあだ名でした。

 2年後、この“カルス”と婚約できたプーシキンの喜びはひとしおで、14歳も年下のナターリアに『マドンナ(聖母)』というソネットを捧げています。

 わたしの願いは叶えられた、主が
 この地上でわたしに君を与えたもうてから。おお、わがマドンナ。
 美女たちの中でも最高に完璧な美女の完璧なシンボル。

 ロシア語が分からないので、原詩はどうなのか分かりませんが、プーシキンの詩としてはそれほどいいとは思いません。むしろ凡庸な気がします。
 けれどかえって、素直な恋する男の気持ちが伝わってきます。
 

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