アレクサンドラ・イザベルの日記

アンティーク、バラ、陶器の人形、綺麗な絵本、ヨーロッパ映画、バレエなど、好きなものを綴っています。

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読書メモ: カント・アンジェリコ

カント・アンジェリコカント・アンジェリコ
(1996/08)
高野 史緒

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 ルイ14世時代のパリ、カストラートと、その時代にはなかったはずの電話を巡るミステリー。

 カストラートは、変声期前の少年を去勢手術によって声変わりを防ぎ、ボーイソプラノの声域を保った男性歌手のことです。
 1995年に実在したバロック時代のカストラート歌手 ファリネッリの生涯を描いた伝記映画『カストラート』が日本公開されました。また当時は、スラヴァや米良美一など、アルトやソプラノ等女声の音域で歌うことのできるカウンターテナー歌手ブームが起こっていました。

 この本のクリアマックスのオペラシーンは、映画『カストラート』を思わせると思ったら、『カストラート』が公開された翌年に出版されていました。
 映画『カストラート』のノベライズでも思いましたが、壮麗なオペラや、人を狂わせるような声のすごさは、文章で描くのは本当に難しいと思いました。私の知識不足もあり、正直想像が追いつかなかった。
 …が、実はこの物語、カストラートやオペラだけではない。先にも書きましたが、この時代にはないはずの電話が登場し、ヨーロッパの重要機関をハッカーが荒らしまわる、そしてそれに最大に関わっているのがカストラート、そしてその声らしいという大胆な設定。

 個人的には、文字で読むより映像、いや漫画として読んでみたいと思う作品でした。音楽と大胆な構図を描ける竹宮恵子さんなどで読めたら、素晴らしいだろうなあ。

 正直、登場人物には感情移入しにくく、なかなか読み進まなかったものの、時代、設定は、どっぷりと私の好きな世界。
 作家の篠田真由美さんがブログで書かれていたので読みましたが、出会えてよかった。
 高野さんの他の作品も読みたくなりました。

テーマ:読書感想 - ジャンル:本・雑誌

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