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アレクサンドラ・イザベルの日記

アンティーク、バラ、陶器の人形、綺麗な絵本、ヨーロッパ映画、バレエなど、好きなものを綴っています。

北欧のクリスマス 映画『ファニーとアレクサンデル』から

 アンティークなインテリアや食器が大好きで、いろいろ集めてはみるものの、本や写真や映画等で、本物を見てしまうと、やはり真似っこにすぎないなと溜息をつきつつ、見とれてしまいます。
 子どもの頃からその中で育ってきた、美術品も家の一部で、家具だけでなく、季節の行事や伝統や、その中で育まれてきたんだなあと。
 私も美しい伝統文化のある国で生まれたのだから、行事や文化を大切にしないと。

 映画ではルキノ・ヴィスコンティやイングマル・ベルイマン作品の風景。
 今はクリスマスの時期ですが、ベルイマンの『ファニーとアレクサンデル』(1982)の中の、20世紀初頭スウェーデンのクリスマスの風景が輝くばかりに美しいです。

ファニーとアレクサンデル
映画『ファニーとアレクサンデル』より


 『ファニーとアレクサンデル』はスウェーデンの偉大な映画監督、イングマル・ベルイマンの最後の作品であり、自分の少年時代を元に作った作品で、プロローグとエピローグを伴う5部作で、上映時間は5時間に及びます。
 ご紹介するのは第一部の「エクダール家のクリスマス」です。

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 第一部 エクダール家のクリスマス
 1907年のクリスマス・イブ。俳優で劇場主のオスカル・エクダールの一家は、キリスト降誕劇を、妻で女優のエミリー、長男のアレクサンデルとその妹のファニーとともに上演し、その後は親族、友人等、親しい人みな揃って盛大に祝うのが恒例となっています。
  
 クリスマスツリー。
 小さくて見づらいかもしれませんが、小さなスウェーデン国旗がいっぱい飾られています

ファニーとアレクサンデル


ファニーとアレクサンデル


 クリスマスディナー。
 豪華メニューです。お客様には牧師さんもいます。

ファニーとアレクサンデル

  
 子どもたちとプレゼント。
 子どもたちのファッションもかわいいですね。
 アレクサンデルの持っている赤い燭台、トールペイントでしょうか。こちらもかわいい。

ファニーとアレクサンデル


ファニーとアレクサンデル



 大人も子どももメイドさんも交えて、みんなで手をつないで踊ろう。

ファニーとアレクサンデル


ファニーとアレクサンデル


 メイドさんも交えて朗読を聞く。
 インテリアも本当に素晴らしいです。

ファニーとアレクサンデル


 華やかなクリスマスの後、父のオスカルが亡くなり、母が厳格な神父と再婚。幼い兄妹、アレクサンデルとファニーは厳格な義父と、今までの華やかな生活と打って変わった規律と質素な生活に耐え切れなくなっていきます…(でもハッピーエンドなのでご安心を)。
 
 映画のプロローグがまた素敵です。
 川の流れから、蝋燭のともった人形劇のステージ、そして夢見るような美しい大きな瞳の少年アレクサンデルへと移っていく。
 バックに流れる音楽はシューマンのピアノ五重奏曲変ホ長調Op.44第2楽章。これがまた美しい曲なのです。
 アレクサンデルは劇場に見立てた人形遊びをしているのですが、それが豪華な玩具で、子ども時代からこんな美しい芸術と触れているのに驚きを感じます。
 プルーストの『失われた時を求めて』の第一篇「スワン家の方で」で、語り手の幼少時、眠る前に幻燈を見る美しいシーンがありますが(中世の騎士や貴婦人の影絵がくるくるまわる)、子ども時代からもう違います。





テーマ:ヨーロッパ映画 - ジャンル:映画

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