アレクサンドラ・イザベルの日記

アンティーク、バラ、陶器の人形、綺麗な絵本、ヨーロッパ映画、バレエなど、好きなものを綴っています。

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勿忘草(ワスレナグサ)によせて

 ロイヤルドルトンの「Flowers of Love」というフィギュリンのシリーズから、「勿忘草」です。
 関連記事:
 ロイヤルドルトン: フィギュリン Flowers of Love series

ロイヤルドルトン フィギュリン「勿忘草」
ロイヤルドルトン フィギュリン「勿忘草」 HN3700

 この勿忘草が「Flowers of Love」シリーズの中で一番好きです。
 印象派やラファエル前派の絵画に出てきそう。勿忘草の英名「forget-me-not(私を忘れないで)」なんて、意味深なタイトルが多いラファエル前派のタイトルにありそうです。
 ブロンテの「ジェーン・エア」にも見えるかも(衣装がゴージャスすぎかな)。以前、ロイヤルドルトンの文学のヒロインのシリーズのフィギュリンをご紹介しましたが、こちらの方が私のイメージです。
 関連記事:ロイヤルドルトン: フィギュリン「ジェーン・エア」「嵐が丘」

勿忘草という花は、小さな花が集まったお花で、花全体の大きさも小さくて、花壇や寄席植えの鉢でも、他のお花を引き立てる、メインのお花ではないのですが、青いお花は珍しいし、健気な名前とあいまって、かわいいのです。
 可憐な花の妖精を描いたシシリー・メアリー・バーカーは二つの勿忘草の妖精の絵を描いています。


シシリー・メアリー・バーカー ワスレナグサの妖精
勿忘草の模様の衣装が素敵。


シシリー・メアリー・バーカー ワスレナグサの妖精
赤ちゃんの妖精って珍しい。本当にかわいいです。


 勿忘草は洋食器にも、アビランドやドレスデンなど、よく描かれています。 
 SPドレスデンのマリー・アントワネットのプレート。マリー・アントワネットのMAのイニシャルは、薔薇と勿忘草で描かれています。

SPドレスデン マリー・アントワネット プレート


SPドレスデン マリー・アントワネット プレート


 プリムローズの記事で、ウォルター・クレインとルドゥーテの絵をだしたので、この勿忘草でも2人の絵を。
 花の絵を思う時、シシリー・メアリー・バーカー、ウォルター・クレインとルドゥーテを真っ先に探してしまいます。


ウォルター・クレイン 『シェイクスピアの花園』より 「勿忘草」
ウォルター・クレイン 「勿忘草」



ルドゥーテ 「ワスレナグサ」
ピエール=ジョゼフ・ルドゥーテ 「ワスレナグサ」

 

テーマ:■お花が好き♪ - ジャンル:趣味・実用

プリムローズってどんな花?

 ロイヤルドルトンに、「Flowers of Love series」という、薔薇、椿、プリムローズ、勿忘草(ワスレナグサ)の花の名前のついた4つの女性のフィギュリンがあります。
 衣装の色はそれぞれ赤、ピンク、黄色、青で、ボリュームある豪華な衣装で、とても素敵なフィギュリンです。

 薔薇、椿、勿忘草はまた別に描きたいと思いますが、プリムローズ。和名は桜草。

ロイヤルドルトン フィギュリン「プリムローズ」
ロイヤルドルトン フィギュリン「プリムローズ」 HN3710

 ん…?桜草が黄色?
 春になると母が買ってくる桜草。淡い色、濃い色があるけれど、こういうピンクの小花だったと思うけど。

桜草

 「プリムローズ」で画像検索してもやっぱりピンクが多い。ちょっと調べると、西洋では桜草は桜草でも黄色の桜草をプリムローズといっているよう。
 画像検索すると、確かに黄色が多い。しかもなぜかジュリアン(赤、黄色、紫、ピンク、白と色とりどりの小花で冬の花壇を彩るお花)まで出てくるので調べたら、ジュリアンもサクラソウの一つでプリムラ・ジュリアンなのです。

黄色のジュリアン
黄色のジュリアン
(昼休みに走って撮ってきました(笑))

 黄色のジュリアンなら、ロイヤルドルトンのフィギュリンのイメージです。

 さらに調べると日本の待宵草(月見草)は、英名イブニング・プリムローズ(Evening primrose)でした。

待宵草
 確かに黄色!

 しつこいので(笑)、私の好きなお花の画家の絵でもプリムローズを見てみました。

 まずは「花の妖精」シリーズのシシリー・メアリー・バーカー(1895-1973)。
 プリムローズの妖精です。
 確かに黄色のお花。妖精もお花も可愛いですね。衣装もお花の形と色、靴も黄色です。

シシリー・メアリー・バーカー プリムローズの妖精
シシリー・メアリー・バーカー 「プリムローズ・フェアリー」


 ウォルター・クレイン(1845-1915)の『シェイクスピアの花園』から。
 黄色の桜草ですね。

ウォルター・クレイン『シェイクスピアの花園』より 「プリムローズ」
ウォルター・クレイン 「プリムローズ」


ウォルター・クレイン『シェイクスピアの花園』より 「スミレとプリムローズ」
ウォルター・クレイン 「スミレとプリムローズ」

 上の気分が悪そうにしているプリムローズの絵は、シェイクスピアの『冬物語』からヒロイン、パーディタのセリフです。

Pale primroses,
 that die unmarried, ere they can behold
 bright Phoebus in his strength.
 -- a malady most incident to maids;

薄い色の桜草は、
力強く輝く太陽神フィーバスの姿を見ることなく、死んでいく。
乙女にはよくありがちな病気ね。


 “薄い色の桜草”(拙訳)、乙女のイメージで淡いピンクだと思っていましたが、黄色だったのですね。


 そして、薔薇の画家としても襲名なピエール=ジョゼフ・ルドゥーテ(1759-1840)の「プリムローズ(プリムヴェール)」。
 こちらはピンクの桜草でした。

ルドゥーテ 「プリムローズ」
ピエール=ジョゼフ・ルドゥーテ 「プリムローズ(プリムヴェール)」

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